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中小企業の組織の在り方。組織は役割と機能の集まりであるべき!


組織は機能
機能の中核が事業戦略

・・・中小企業の経営者の皆様!御社の組織は上手く機能していますか?


●本来、組織は役割と機能の集まり!

また、ややこしい話を!・・・

何度も申し上げてる!組織における「機能」の話です。 組織(事業体=企業)とは、その目標達成為の“必要機能”を持った構造集団です。その集団にとって最も重要なのは“目標”であり、機能はその目標到達(達成)の為のみに必要な、正に”機能する“道具であるべきなのです。 シビアな言い方に成りますが、それが第一の本質と考えれば、組織の見方が解りやすくなります。

本来、組織は役割と機能の集まりなのです。 逆に言えば、必要不可欠な、その機能が無い組織は事業目標を達成出来ません。 あらゆる組織は、目標を設定し、目標達成に必要な「機能」をセットアップします。 その機能とは?・・・それは資本(金)であり、設備であり、人であったりします。 そして究極的に言えば組織=構造の中に必要なモノは機能だけです(目標達成の為の)。構造(組織=会社)を機能(資源と役割)の集合体と考えれば、かなり頭の中がクリアになります。 まるで。。。組織を「機械」の様に行ってる!と思われるかも? ・・・そんな、つもりは無いです! むしろ逆です!


例えば製造業ならば、必要な設備=機械が必要です。機械はそれぞれの機能があって、それを動かす事で製品が生まれます。しかし、その製造業の組織自体を機械とは思わないでしょう!機械を動かすのは「人」で、その機械=機能をどの様に動かすかを決めるのは、その「人」です。


ただ、どの様に動かすか!を決める能力は、その「人」の機能=役割です。その様な整理をして頂きたいのです。機械の場合は、この機械は何が出来る!=機能は明確ですが、「人」の場合は、その役割=機能をちゃんと明確にしなければ成りません。

その違いです。

●・・・で、・・・何が言いたいのか?

事業の目標を達成する為、事業戦略に必要な組織の機能は何か? まず、それを常に考えて頂きたいのです。 そして、その機能で最も重要なのがノウハウ=知識と、それを活かす知的技術=知識資産だという事です。「人」の集まり=組織とは、そのノウハウ=機能の集まりです。

仮に製造業としても、今はOEM,ODMメーカーは色んな業種にあり、自社で製造設備を持たずにファブレスメーカーに成れます。必用なのは、如何なる価値の製品を、どの様に創るか!のノウハウです。設備が価値を創る訳ではありません。ノウハウです。 また、商社業態ならば、どの様な商品構成を持つか?それをどの様に売るか!

そちらのノウハウの勝負です。

大量に製品在庫を持って商売をする!は、今や、無くなりつつあります。

大事なのは顧客のニーズ(顕在&潜在)の把握能力=知識=ノウハウです。それに沿った商品計画・在庫を揃える!その方が財務的にも正しいやり方です。 日本企業、特に中小企業は、このノウハウの創造・蓄積にあまり資源分配して来ませんでした。その原因の一つは人材の問題もあります。また、日々の業務に埋没して考えている時間も無い!これが現実では無いでしょうか?

では、そのノウハウ=知識は、どこにあるのか?

それは既に組織の中に存在しています。それぞれの「人」が情報として持っているのですが、その情報をノウハウ=知識のレベルまで高めていない!大方がそうです。 まずは、社内知識=データーとして整備する。そして知識を、組織内で共有し、それぞれがその知識を元に目標達成の行動の仕方を、考えられる様にする。 その様なマネージメントが必要です。

しかし、これまでは、殆どが、個々の「人」任せです。

それから、どうしても内部で完結しようとする意識が高すぎる!しかし、現在は様々なアウトソーシングやコラボレーションの手法があります。

その際、内部に必要なのは顧客を視るチカラ、顧客の情報を分析するチカラです。=これを営業・販売力と云ってもいいです!大事なのは、これを組織として行う事です。 ・・・そう、思われないでしょうか?

そのノウハウのポイント(中核)が内部で確立していれば、収益は確保出来ます。 その最大企業が、あのアップル社でしょう!



●組織の機能=ノウハウの中核が、事業戦略

その機能=ノウハウの中核が「事業戦略」です。 まず独自の事業戦略を創る、それに必要な機能は何か?を整理する。その体制の目標を設定して、行動する!そして結果を分析し、組織として考える! ・・・事業推進の順序は、こう成ります。 明確な事業戦略・事業目標無しで、現状の内部体制(今、居る人)を議論しても結論は出ません!多くの企業の現場で当方は見て来ましたし、多くの議論を重ねて来ました。現状では無く、目標からスタートするのです。

まず目標の体系を整備して、組織共有、意識強化する事です。


そうしなければどうしても日々、目の前の問題・顧客対応に忙殺されて全体が見えなくなる! 皆がバラバラな考えと、行動で纏まらない!結果への責任も曖昧になってしまう。 それを解消するには、まず事業戦略を考え抜く!それは、社長の仕事です。

そこから体制の機能論であり、その機能のセットアップです。

多くの企業は既に何らかのノウハウ=知識はあるはずです!無ければ会社は存在していません。 どの知識が活用でき、何が足りないか!体系的な事業戦略があれば明確になります。 これから、起業される方ならば、その知識の準備です。 どの様な機能が必要か?どの様なノウハウ=知識を持っているのか? 事業戦略無しでは、用意できないはずなんですが・・・ ご理解頂ければ幸いです。


このCategory1戦略プログラムは、その事業戦略の設定と、自社の機能・知識の整理にも、お役に立ちます。



マーケティング・プロデューサー

原 テルキ


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