・・・M&Aに、ご興味はありますか?
●中小企業のM&Aは、普通の事になって来ました!
本日は、事業戦略、営業・マーケティングの話では無く、中小企業のM&Aの事を記したいと思います。
M&Aとは、会社または事業の一部を、売却や買収する事ですが、中小企業にとっても関係無い話ではありません。平成の後半あたりから、日本でも中小企業M&Aが増えて来ました。特に事業はそれなりに順調ながら、後継者が居ない為のM&Aが最近では増えているようですが・・・
当方も、そのお手伝いや、コーディネートをさせて頂く事もあります。但し、当方の業務は買われる側のマーケティング監査と言う業務に成り、その企業の稼ぐ機能と能力を査定させて頂く事と、M&Aのお話があった時には、提携する事業投資・M&Aを行う会社への、ご紹介等をさせて頂いています。
本日は、M&Aのコーディネートをする視点から、中小企業のM&Aの事を記します。
●中小企業のM&Aにも色々ある!
このM&Aにも、色んなパターンがありますが、その種類を大別すると2つ。
まず儲かってる会社(事業)なので売る!=買う!です。昨今の話題と成るM&Aは、こちらです。例えばITテクノロジーなんかを駆使して創業し、成長させ、収益性も高い!その創業者が売却する方法です。買う方も、その事業の成長性を見込んで買収する!当然、売却=買収金額も大きく、お互いがハッピー(?)なM&Aの場合。
もう1つは、あまり儲かっていない!あえて言うと収益性が悪い事業だが、何らかの「テコ入れ」をすれば事業再生が可能だが、その自己資金等は、もう無い!その際は買収候補先に、再生の可能性を提示した上で行うM&A。事業再生型M&Aと言われるものです。
正直言えば、中小企業のM&Aはこちらのパターンが殆どです。
もちろん既に「テコ入れ」が難しく、コーディネートが出来ない場合もあります。また事業継承型(後継者者が居ない)M&Aも、こちらのパターンが多いのも確かです。 この事業継承型も、既に何らかの負債を、それなりのお持ちで、それが故に後継者が現れない!と、云うのが大方のケースに成りますから・・・
後者の場合は、様々な課題もあり、その「テコ入れ」も多岐に渡ります。一旦資本を投入する!人を派遣する!事業内容を精査して整理する!等・・・そう言う意味でM&Aには色々なパターンがあるのです。
そして、我々が行うのが、この後者のケースが殆どです。
●中々、難しい中小企業のM&A
さて、このM&A・・・当然ながら、そう簡単ではありません!
課題は多く分けて2つ!
1つ目は、やはり価格です!当然売る方は少しでも高く!なんですが、実は企業価値=価格は実は非常に解りやすく計算出来ます。
現状の業績や将来性(マーケティング監査はその為に・・・)、それから資産状況を見れば、客観的な金額は出ます!
さて、その価格で売る方が納得するか!?と云えば、そう簡単でない!特に社歴が長い会社のオーナーの方(大体経営者の方)は、その歴史を訴える!
そこに会社の価値がある!と・・・
・・・ここがズレる!買う方は、その会社の未来なのですが、売る方は過去を主張する! 確かに過去から未来は繋がっているのですが、ここが折り合わない!~~~早い話、気持ちの問題なんですが・・・ ここでウダウダすると結果的にM%Aは成功しません!
正直申し上げて、いわゆる監査=デューデリジェンスを行なえば、その企業価値は明確に数字で表せますし、マーケティング監査では「テコ入れ」も含めて、買い側の手間とコストもほぼ明確になります。 2つ目は、買う方の体制。 業務や従業員さんを、現在の体制と融合させるのは本当に簡単では無い!変われる方の従業員さんも、気分は良く無い!買った側の従業員さんも相当意識する! 給与制度も違う!企業文化も違う! 業務手法も違えば、これを融合させるのは無茶苦茶大変なんです。 そこで買う側におススメするのは、買収を機に新しい事業戦略化を行い、再生や収益性改善のコーディネートも含めて、買収の体制つくりを行います。 そして新しい体制での組織改革を同時に行う事です。
●M&Aは準備とスピード
まず、売る側は金額も然ることながら、自分の事業を買い側に託すのですから、従業員や取引先の事を考えて最善な判断をされる事!
そして買い側は、せっかく買収によって新しい顧客や市場が開けたんだから、あえて、ここでイノベーションを同時に進める! 勿論、従業員への説明は充分に行う!
そして、意識を外へ!顧客へ!目標を明確にさせる! 買った側、買われて側で「あいつらに負けるな!」なんて内部競争は無益です。 そして、この融合活動を100日間を目標に行う! ここもポイントです! M&Aを成功させるポイントはスピード!これに尽きます! そう言うお手伝いも、事業戦略構築、仕組み化と併せ、相応にやってました! だから解るのですが・・・
ご興味がある方は、ご相談頂けましたら・・・
マーケティングプロデューサー
原 テルキ