企業・・・組織における機能のお話!

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少々、難しい話ですが、営業を考える上で大事な話かと・・・

組織における機能の話です。

組織(事業体=企業)とは、その目標達成為の“必要機能”を持った構造です。 何度か書いてますが、最も重要なのは“目標”であり、組織内の機能はその目標到達(達成)の為のみに、正に”機能する“道具に過ぎません。 また、その機能の集合体である“構造”=組織(会社)は目標到達へのルール上のフィクションに過ぎません!理屈はそうです! 株式会社等の収益法人は商法(会社法)の法律で規定され存在します。 その目的は株式価値の極大化です。基本はそれです。 その為に目的を達成する様、目標を持ち、必要な機能をセットアップします。 その機能とは?・・・それは、まず資本(金)であり、設備であり、人であったりします。

機能は、‟事業資源または、役割”と、置き換えても良いかと思います。 フィクションである以上そのカタチに囚われる必要は無い! くらいの柔軟な考えが必要かも知れません。 そして究極的に言えば構造の中に必要なモノは、その機能だけです。(目標達成の為の・・・) ・・・言いたいのは、そういう事です。


但し、さすがに「人」をただの道具とは思いませんし、会社の目的が株主の為だけ! とも思いませんが・・・あくまで理屈上の基本はそうだ!と言う事を知った上で「何をするか!?」を考えて頂きたいのです。

構造(組織=会社)を機能(資源と役割)の集合体と考えれば、かなり頭の中がクリアになります。あえて申し上げれば、日本企業がこの 30 年の間に世界に後れを取ったのは、この構造の考え方を、真に考えなかったのが原因と考えています。 逆に新自由主義者の勝手を許したのでは無いかと・・・?? だから、あえて一度はシビアに考えてほしいのです!


見出しの図ですが・・・事業体組織(企業)の5つの要素・・・構造・機能・目標・計画・行動とした、単語と概念図を示しています。 もちろん組織は様々な要素で構成されています。故に、この概念は一つの考え方です。

しかしながら、結局企業はある種の因数分解で、この5に纏まります。

完全に、ここに纏まります。

それを、ご説明します。

まず解りやすく説明するには順番を逆にして説明させて頂きます。


●行動・・・それを実行する日々・月々・年々の活動

企業はそれぞれ何か行動します。当たり前です、その行動の結果が成果です。 では、何に基づいて行動しているのでしょうか?

●計画・・・目標達成の為の思考・企図・プラン

めったやたらに何も考えてなさそうに行動している様な企業もあります。 しかし必ず何か計画があって動いています。 本当に何も考えてなければ、すぐに会社は潰れるでしょう! 緻密な計画の場合や、大雑把な計画の企業色々ですが、定数・定量どちらも計画化するのが普通の企業です。 でないと自分たちが、今日何をしていいのか?わからないはずです。

●目標・・・事業を行う上での目指すトコロ・・・数字やカタチ

計画の前には目標があります。そうでなければ計画は出来ません。 これは数字の場合もあれば、「夢を語る」様なケースもあります。 柔軟に変化しながら進める会社もありますが「根」となる目標は大体不動です。 さて、ここまでは普通にご理解は頂けるかと思います。 通常、企業・会社の日々はこの3つの要素は、相応に意識されているかと思います。 ・・・問題はここからです。

●機能・・・事業に必要な資源・・・設備、人、ノウハウや技術・知識・手法等です。

会社・企業が事業を行う基盤は、この機能です。 これ無しに目標・計画・行動はありません。 例えば何かのメーカーで現在の製造設備で1日1000個製品が出来る機能なのに、 1日10,000個の販売目標や計画は立てられません。 ノウハウも無いの建物の設計や建築なんか出来ません。 これらは起業時には、起業家そのものが用意しなければなりません。 大体、永年の蓄積がある企業・会社が大方です。 ですから機能を言い換えれば「資源」です。 あえて言えば「お金」も資源=機能です。

前にある目標・計画・行動は、その資源(機能=役割)の配分の事です。

機能とは、その企業が持つ事業の元となるものです。


・・・さて、残るは最もややこしい「構造」です。

●構造・・・その企業の成り立ち~組織=企業体そのものです。


世の中には数多の組織について語られた書籍や論文がありますが、未だ組織が、それでうまく言ったという話は、あまり聞きません。 一時的にうまく言っても、いつのまにか?ダメになっています。

・・・ごく一部の例外を除き。 構造を、哲学・数学・人類学から出た「構造主義」の考え方を当てはめれば、 構造=組織・社会・・・とは、制度・秩序・ルールと言い切れます。

先にも書きましたが、企業・会社は資本主義の制度下で会社法に基づいた「箱」に過ぎません。本来がそうなのです。


その「箱」の中に「資源」=「機能」があって、目標~計画~行動があり、その結果、前記した様に、成果を出す訳です。 そして企業・会社と云う構造の外側には上部構造(外部構造とは言いません)が存在します。それは業界と云う構造であったり、経済社会と云う構造であったり、他の会社であったり。企業の外側の世界です。物理学では一番外は宇宙のまだ外側です。

顧客や市場は外部・・・上部構造の中にあります! ・・・「何!こいつ話をややこしくして何か煙に巻くつもりか?」

・・・ではありませんので・・・


本来、組織(構造)は目標到達の為に機能的でなければ成りませんが、なぜかそうなりません。「人」の感情(メンタルモデル)によるバイアスが掛かります。それが組織の機能性の邪魔になる! 本来、人に置き換えれば「機能は役割」ですが、実は、多くの会社で、その役割も明確で無い事が多いです!決めてる様で明確で無い! 組織としては、ちゃんと決めているはずが、それそれの意識の中でバイアスが掛かり、動きに制約をもたらす。

大体、構造の所で不具合が起きるモノです。

結局、「人」の集まりですから・・・そこが難しいのです!


そこで提案するのが機能(役割)のモジュール化です。

構造体(組織)を機能で分解化して再構成させる事=これを機能モジュール化と言わせて頂きます。この場合の機能は「目標を持った役割」と理解下さい。

※このモジュール化は、少々大きな事業体にも適応出来ます、全体目標の設定が明確であれば!ですが・・・

何度も何度も書きますが、重要なのは目標です。そして目標の理解です。 それ以外の要素はマネージメントからは本来排除すべきなのです・・・中々出来ませんが!



モジュール化「目標を持った役割」を構成するには、いくつかの手順が必要です。 ⑴全体の業務フローを整備する ⑵フロー内のどこで価値を生み出すか?を考え、その業務単位で分割させる。 ⑶各業務単位の役割を、再度整備・設定する。

      ※他業務単位と組合せもあるかも知れません。 ⑷全体にまとめなおす。 ・・・体系化です。

各機能モジュールは、その目標と役割=機能が明確になります、明確にしないとモジュール化出来ません。 逆にそれ以外の事は余計な事に成ります。そこに集中する! その全体を動かすのはリーダーの仕事です。 機能モジュール化を言い換えれば「機械」的な構造とです。云い方は悪いですが・・・ 何度も申し上げていますが、あえて言えば、日本の企業においてマーケティング部門(営業)またはホワイトカラーでの、この「機械化」が遅れた事が長期低迷の原因です。 製造部門ではトヨタをはじめ、出来ていますが、なぜか、いわゆるホワイトカラー部門では出来ていません。

これもあえて言えばですが、最近流行りのDX化とは、「機械化」と同じ意味です。

DX化は、組織の機能モジュール化とセットでなければ、おそらく成果は出ないでしょう。

さて業務のモジュール化のやり方ですが、まず新しい戦略での業務フローを想定し、

現状業務と新しい戦略で発生する業務の洗い出しが必要です。

それは細かく項目を上げて設定する必要がありますが、これは協議で決まる様な作業ではありません。利害交錯が多すぎますので出来るだけ小チームが行うべきです。

次に各業務の価値貢献度(創造能力)とコストの設定です、これも細かくやればキリがありません。しかしながら各業務の分析としては役立つものです。一種のルール化と理解下さい。 そうすれば目標から機能、成果・責任までが明確になります。またそうすべきです。


これで人員の効率も始めて判断が出来ます。

粗利を人数で割るだけでは、本当の労働生産性は見えませんし、改善も出来ません。

そして全体を視る管理者はあくまで全体の流れの円滑化や、全体で価値創造は出来てるか?で・・・各モジュールへの改善指示が出来、各モジュールはチーム活動として機能強化を日々改善が可能です。

それも明確なルール化が必要ですが・・・その基準は全体目標と各モジュールに課せられた目標からの判断です。

もう一つは内部に必要機能が無い時です。 それが外部の機能を構造の中に取り込むしかありません。 強調しますが、外部機能も全体構造の中に組み込む事です。逆を云えば構造が大きくなる事。その時は自社内・外部と言った意識を捨てる事、オープンイノベーションの推進です。


それから構造内(組織内)には、上司・部下などの「立場」は、ありません。

「立場」など本来事業体の機能=役割りには必要ありません!

・・・が、日本人なぜか?「立場」大好きです!! 経営者と云う、部長と云う、課長と云う、機能です。そして、それは役割りです。

役割りがある!それに必要な機能を持つ!そして目標~計画~行動です。

「営業開花」は、その為の道具です。


中小企業の営業改革・改善には、この構造(組織)と、機能の事を、踏まえる必要があると、思います!真の意味での生産性も上がりませんし、成長も出来ないかと思います。


ややこしい話でスミマセン

そして、何か冷たい書き方で申し訳無いですが、お考え頂きたいテーマです。

日本の中小企業が飛躍する為の考え方だと、思っています。

冒頭の写真の概念図・・・じわーっと眺めて頂ければ、何となくご理解頂くのでは無いでしょうか?!


また、機能モジュール化については、色々ご質問頂ければ!と、考えます。


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