5 分

営業の目標管理のマネージメント方法

最終更新: 4月2日

営業促進・支援

・・・営業の目標管理を如何にマネージメントするか!

●営業の目標管理・・・行動を促し、組織を機能させる。

営業の目標管理を行う上で、当然大切なのは、目標~計画を設定するだけで無く、それを達成する為の組織マネージメントです。

当たり前の話ですが・・・
 
そして、あらゆる事業体は、このマネージメントに苦労します!
 
結局は、事業戦略を策定しても実行が伴わなければ、意味がありません。実行とは人を動かし、組織を機能させる事です。
 
結局、ここが一番経営で大変な処です。
 
Category1戦略プログラムでは、その実行についても考察頂く様のガイドをしています。
 
その一部ですが、ご紹介させて頂きます。

・・・🔗経営者、自ら考え・創る事業戦略プログラム・ワークブック/Categior1戦略プログラム🔗経営者、自ら考え・創る事業戦略プログラム・ワークブック/Categior1戦略プログラム

まず目標は体系的に整合性を持って設定する事は、以前、このコラムでも記載致しました。
 
その体系設定を元に行動を促進するにあたって必要なのは、

実は「ルールと、行動ガイド」です!
 

意外に思われるかも知れませんが、『組織営業』を目指すには、一定の「ルール」と、どの様に営業を行うべきか!を示した「ガイド」が必要です。Category1戦略プログラムの基本は『組織営業』です。

考えてみれば当たり前です!それが現代の営業です。
 

ただ、「ルール」と言うと、何かがんじがらめにされる!(する!)様なイメージが湧くのですが、その様なルール設定ではありません!

※どうしても日本人は、ルール!と言うと「ブラック校則」を思い浮かべるのです!


 
●ルールとガイドのメリット

まず、「ルールと、行動ガイド」の設定の意義とメリットは、組織的行動品質を向上させる事です。日本の営業は、これまで個人の能力への依存が高い傾向がありました。

しかし、コミュニケーション能力が高い、優秀な営業スタッフは、そう居ません!また、個人の能力を高めるのは、本人のやる気も含めて簡単ではありませんし、能力を高める為にも、その方向性としてのルールとガイドが役に立ちます。


 
また、組織として営業業務の標準ラインを設定する事が何より重要です。
 
また企業内、特に営業内でよくあるのは、いわゆる「声の大きい」人の意見が通ってしまう!事があります。「声の大きい」のも、ある意味能力ですが、必ずしも、その意見が正しい!とは限りません。その様な弊害を生まない為にもルールとガイドは必要なのです。


 
●ルールと行動ガイドの設定の仕方

Category1戦略は、何よりも目標管理を重要視しています、それも基本は自己管理です。それ故、ルールとガイドは、会社の方針を土台として、自己管理を基本に行動する様な構成が必要です。
 

 
1、ルールの構成と基本(サンプル)
 
・会社のミッション、ビジョン、コア・バリューを明確にする。
 
・特に自社の価値=コア・バリューは、その内容・定義等を明確にする。
 
・自社の営業の役割と機能の明確化
 
・設定する目標の意義を、言葉として明確にする。
 
・目標に向けての行動の意義を明確にする。目標設定が大事で、それ無しでの行動は、意味が無い事。逆に目標達成の為に、様々な工夫や考察する事を明確化する。
 
・営業上での行動の基礎言語の定義化
 
・顧客の定義と、顧客に対する考え方の明確化
 
・商品の考え方
 
・営業活動の基本的な行動指針の設定
 
・営業成果に対しての定義
 
・営業活動における禁忌事項
 
・情報共有の絶対!  ※ツールとしてのおススメ!「営業開花」🔗🔗
 
・販促活動についての会社の考え方

等々です。
 

 
2、ガイドの構成と基本
 
ガイドは、日々の営業活動の組織的品質を標準化するのが狙いです。かと言って、過度に個人の動きに制約を掛けるのは逆効果です。そしてガイドは日々の営業成果の状況で、修正していくのが適当です。
 

例えば、営業提案書のフォーマット等は、全社共有しつつも、常に改正が必要です。その作成担当を決める事も必要です。
 
また、業種・業態によっては営業スタイルは変わります。それも勘案し、且つ、理想的な営業スタイルを追い求めていく組織的姿勢も必要です。

その構成としては・・・
 
・営業の基本業務・・・年次、半期、月次、週次、日常
 
・市場、業界、顧客、ユーザーに対する考え方
 
・既存顧客への対応
 
・新規開発の対応
 
・新商品販売での対応
 
・提案活動の手法
 
・クレームの対応
 
・価格交渉の対応
 
・情報共有の意義と手法
 
・情報収集の意義と、その手法
 
等々の基本をガイドとして共有し、成果状況でバージョンアップさせて行けば、組織としての営業機能は高まっていきます。

例えば、営業での顧客の対応の中には、価格に絡むことが多いかと思います。その際、組織としての基準。オーダー想定の数量、その場合の利益、顧客の優先度等の基準があれば、営業自身が判断出来得ますし、交渉にも迫力が出ます!

売上を優先すべきか!利益を守るべきか!両方か!常に状況によって変わるものです。

もちろん上に記した、項目はサンプルで、業種・業態等で変わる事をありますが、一定の行動の為のガイドが必要である!と、理解下さい。


 
●基本は目標設定と自己管理。そして情報共有。

くどい様に申し上げますが、事業戦略の推進は目標設定と、その体系化。それに沿った行動です。まず、それを組織的に理解・意識強化した上でこそ、ルールやガイドは活かされます!
 

どこの行くのか解らないのに、走り方をルール化しても誰も走りません!行き場所が解っても、どうして行くのか!?明確にしないと動きません!
 
「ルールとガイド」は、事業戦略が構築されていてこそ!です。
 

 
経営者の方に申し上げたいのは、管理だけを強化や工夫しても意味が無い!という事です。そして、行動マネージメントには、相応のツールを使う事をおススメします。エクセル等での管理では、情報の整理が難しくも成ります。

上記の考え方でセットアップしたのが、営業を仕組み化する道具「営業開花」です。

こちらも、営業の目標管理マネージメントに、役立つ様に作っています。

・・・目標を体系化して、施策を設定する=事業戦略

・・・その目標に向かって行動を促し、組織を機能させる=営業の仕組み化

・・・です。

・・・🔗営業を仕組み化する道具「営業開花」🔗営業を仕組み化する道具「営業開花」

まずは、始めよ!・・・です。

経営者の方が自ら考え、自ら創る事業戦略プログラム

顧客にとって独自の「価値ある新しい世界観」を創り出し、

​その1番に成るカテゴリーワン戦略プログラム

マーケティング・プロデューサー

原 テルキ
 

#事業戦略
 
#目標管理