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自社の価値を伝える=事業コミュニケーション


事業コミュニケーション
自社の価値を伝える

●伝えなければ、伝わらない!

企業の情報発信の話です。

Category1戦略では、企業が顧客や市場に向けて情報発信活動する事すべてを、「コミュニケーション」と設定しています。その内容は多岐に渡ります。

まずは営業活動。これもコミュニケーションの一つです。

事業コミュニケーション
事業コミュニケーション

企業は外側に、自社が提供する価値=情報を出さなければ、何も収益は生まれない!・・・当たり前ですね!どんな良いモノでも知らなければ買われないし、相手にもされない。ただ中小・中堅企業はこの外側へのコミュニケーションが苦手な場合が多い!またコミュニケーション活動について、残念ながら概ね、無理解です。

そして費用にも限りがあります。

しかし一番問題なのは営業スタッフが居れば、それで終わり!・・・みたいな話です。すべてを営業スタッフに任せてしまう!営業はおそらく既存顧客対応で一杯です。 それでは情報発信には不十分になります。

●事業コミュニケーションを考えてほしい!

先に書いた様に、確かに営業・販売は企業コミュニケーションの一つの要素です。様々な情報発信や情報交流を企業として行わないと売れるモノも売れません。しかしコミュニケーションの一部です。営業活動だけで、それは成し得ません!

これはマーケティングの基本でもあります。 ただ何も当方は広告宣伝や販促活動に一杯金を掛けろ!と云ってる訳ではありません。

いつも言う様に、企業から発信する情報や営業活動・販売活動をちゃんと体系化すべきであると云うのが本日の主題です。

・・・ここでも体系化です。

くどい様ですが、体系化とは?何か?・・・仕組み化=システム化です。

企業は、本来、様々な情報を出しています。 それを体系的に設定しましょう!と言う事だけなのですが、それが中々出来ない! 体系的で無いから、投下した資源(例えば営業の方が汗水流して外回りをする!)が効果が出ない!と言う事になります。

体系化ぜずに、バラバラだと資源分配にムラとムダが出来ます。 中々、理解して頂けないのですが・・・


変な例で、あえて申し上げますが・・・例えば、社名・・・何とかテック!英文字3文字とか、なんて妙な横文字企業名がバブルのころ流行りましたが、企業名ひとつでも体系の中で機能しないと!相手に伝わりません!

「当社は、バルブ制御の部品メーカーでして・・・」と説明を加えなければなりません!

また聞いた方も「へえぇ~」で終わるでしょう。

渡す名刺、そこに書かれている企業スローガン・社章等、すべてが「売れる」為の体系になっているか??

別にデザインがセンスが良いとか悪いとか!の話ではありません。

何を伝えたいか?何を解ってもらいたいか?何が提案出来るのか?

何が貴方の(貴社の)お役に立つのか?

そういう事が相手に理解されないと意味がありません。よく言われるベクトルを合わせる!と言う事です。そうしないと資源がどんどん無駄になる!

人、モノ・金・時間が無駄に浪費されるのです。

●価値は顧客が決める!だから伝えなければ成らない!

それから、最近の経営・マーケティングの考え方でSDロジック(サービスドミナントロジック)と云う考え方があります。その本質は「事業体は価値を創造する事は出来ないが、価値を提案する事は出来る。」と言う事。

・・・価値は顧客(ユーザー)のところでしか出来ない(創造しない)

冒頭の話です。

企業のコミュニケーションはこの価値の提案に尽きる訳です。

それが顧客の所で価値創造(あえて価値の認定と云います)になってこそ「売れる」であり、収益化が可能になる。

つまり事業体は、何か提案する要素を持つ事です。 Category1戦略では、顧客の「世界観」(カテゴリー)と定義している訳です。 では「世界観」とは?・・・それは「顧客の状態と意味」と云っています。 その提案する価値で顧客がどの様な状態が出来るか?

これは消費財、産業財双方同じです。

例えば昨今のアウトドアブーム・・・例えばテントであれば、どの様なキャンプが楽しめるのか?それが状態です。その状態の意味を持たせる・・・親子キャンプが楽しい!一人キャンプに最適!様々な状態が考えられます。 ただテントを見せ、売るだけでは顧客の心は動きません。 何度も書いてますが、モノだけを売らない! 何かの産業用部品なら、それで組み立てメーカーは何が作れ?メリットが生まれるか?

製造ラインの効率化?製品寿命のアップ?等です。

その状態の意味を発信し、理解頂く事。

これこそが企業のコミュニケーションです。

体系化されてコミュニケーション活動(営業・販売・販促・広告宣伝等)が行える事で始めて価値の提案が可能になります。

●体系化・・・顧客の「状態と意味」・・・その提案です。 それが事業コミュニケーションの背骨です。


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