●事業戦略と組織を最適にするには？
確かに、いつかはAIやロボットが人に代わり、様々な業務を遂行してくれる時代が来るかも知れません！しかし、今少し掛かりそうです。
その為、経営者の方々は、やはり事業戦略を自ら考え創り、その推進を行わねばなりません！その為には組織・人を動かさねば成りませんので、その事を更に掘り下げて考えてみたいと思います。
こちらのコラムでは、独自の事業戦略を創る事をおススメしています。
特に中小企業経営者の方におススメしています。 戦略無しで事業を進めるのは海図無しで船を航行させる様なモノです。進んでるのか？進んでいないのか？、進んでる様でもどこに向かってるのか判らない！そんな状態です。ただ進んでいる様な気がするから何となく納得してしまうのです。
また事業戦略無しで、組織は動かせません！どう動くか？なぜ動くか？が、判らないからです。 どこに行くか判らない船を、テキトー！に、ただ動かしているだけです。
勿論、それぞれの方はテキトー！とは思ってません。その時は真剣だけど・・・動きの意味が実は不明です。 そして、事業戦略を構築しても、それを動かす組織マネージメントが無ければ、結局は船は思った様には操船出来ません！組織内の役割・機能がしっかりと決められていなければ、いつまでたっても目的地には着かないでしょう。
マネージメントとは組織が目標に向かって体系的に動く事です。体系的とはシステム的に！と云う事・・・システムなんだから、やっぱりAIに負けるのか？？と、悩んでしまいますが・・・
事業戦略と組織マネージメントは相互関係にあるのです。
●事業戦略はシナリオ！動くのは組織・人・・・経営者は演出家！監督！
一番解りやすい例えが、お芝居や映画です。 シナリオが事業戦略で、演出が組織マネージメントです。役者やスタッフを動かす約・・・経営者は演出家であり監督です。
事業戦略は、よくストーリー性と云われます。目標があり、それに向かって何をするか！？なぜ？その目標に向かうのか？ストーリーとして一つの流れになっていないといけません。 そして演ずる方々には、そのストーリーを理解した上で、それぞれの役割が在り、その為の技量＝機能が必要です。主役は主役の！脇役は脇役の！ヒーローにはヒーローの！悪役には悪役の機能＝スキルが必要です。組織内では、その役割を担う為の、機能に対する目標が、それぞれの方に課せられます！それがスキルアップの動機にもなります。
この様な事を明確にぜずに、ただ「売って来い」「売れる商品を作れ！」等々を叫んでも、うまくは行きません！事業戦略＝ストーリーがあって、演出家は、それを上手く進める様に助言する訳です。
マネージメントとは、組織・人を動かす技術体系ですが、シナリオに沿って体系的に助言・指示しなければ、ドラマはまともに成り立ちません！
前述で体系的と書きましたが、体系的とはシステムとしてのストーリーに添って、全体をまとめ上げる事です。サスペンスならサスペンス！ラブストーリーならラブストーリーとしてです！
全体の整合性を採る事が体系的であり、システムなのです。
・・・これは、お解り頂けると思います。
ただ、ビジネスの世界は、外部要因が絡み、日々状況が変化して、シナリオが変化する恐れもありますが、全体の整合性だけは変えては成りません！
確かに、大きな時代の変革はあります！その時は新たなシナリオ＝事業戦略が必要になるタイミングでもあるのです。
今、2024年・・・日本は、その大きな時代変化なのかも知れません！
円安、インフレ、資源高、人口動態、世界政情不安等々・・・
●事業戦略と組織は、必ず一体で、考えなければ成りません！
シナリオと演出が一体である様に、事業戦略と組織マネージメントは一体です。世の中には組織ばかりイジる経営者の方も多々見られますが、ちゃんとシナリオを書き換えないと、組織は崩壊します。
事業の成否は、この2つの整合性なのです。
そして、その事を組織内でちゃんと理解される事も重要です。
事業戦略と組織の「考え方」を明確にする事です。
この事は、必ず、ご理解頂きたいのです。
特に中小企業の場合、それが消費財・産業財、B2B・B2Cに関わらず、顧客の反応に過敏になってしまいます。確かに「顧客第一」は事業の絶対原則ですが、その顧客を如何に「啓発」「教育」「誘導」するか？逆に顧客の期待を良い意味で裏切るか？それで顧客の満足を得る！それも事業戦略＝シナリオと組織マネージメント次第です。
その為の事業戦略の肝は「提案」です。 『提案の無い所に利益なし』・・・これはカテゴリーワン戦略の基本テーゼです。
その提案こそが事業戦略と組織マネージメントのベースになります。如何なる価値を、誰に、どの様に提案するか！？
これを軸にする事が！これこそが、事業戦略と組織の一体化です。
Category1戦略は、この事業戦略つくりと、組織マネージメント方法を一体的に、経営者ご自身でお考え頂く為のプログラムです。
お役に立つプログラムだと確信しています。
マーケティング・プロデューサー
原テルキ