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中小企業の組織の在り方。組織は役割と機能の集まりであるべき!

最終更新: 4月2日

機能の中核が事業戦略

・・・中小企業の経営者の皆様!御社の組織は上手く機能していますか?

●本来、組織は役割と機能の集まり!

また、ややこしい話を!・・・
 

何度も申し上げてる!組織における「機能」の話です。
 
組織(事業体=企業)とは、その目標達成為の“必要機能”を持った構造集団です。その集団にとって最も重要なのは“目標”であり、機能はその目標到達(達成)の為のみに必要な、正に”機能する“道具であるべきなのです。
 
シビアな言い方に成りますが、それが第一の本質と考えれば、組織の見方が解りやすくなります。

本来、組織は役割と機能の集まりなのです。
 
逆に言えば、必要不可欠な、その機能が無い組織は事業目標を達成出来ません。
 

 
あらゆる組織は、目標を設定し、目標達成に必要な「機能」をセットアップします。
 
その機能とは?・・・それは資本(金)であり、設備であり、人であったりします。
 

 
そして究極的に言えば組織=構造の中に必要なモノは機能だけです(目標達成の為の)。構造(組織=会社)を機能(資源と役割)の集合体と考えれば、かなり頭の中がクリアになります。
 

 
まるで。。。組織を「機械」の様に行ってる!と思われるかも?
 
・・・そんな、つもりは無いです!
 
むしろ逆です!

例えば製造業ならば、必要な設備=機械が必要です。機械はそれぞれの機能があって、それを動かす事で製品が生まれます。しかし、その製造業の組織自体を機械とは思わないでしょう!機械を動かすのは「人」で、その機械=機能をどの様に動かすかを決めるのは、その「人」です。

ただ、どの様に動かすか!を決める能力は、その「人」の機能=役割です。その様な整理をして頂きたいのです。機械の場合は、この機械は何が出来る!=機能は明確ですが、「人」の場合は、その役割=機能をちゃんと明確にしなければ成りません。

その違いです。


 
●・・・で、・・・何が言いたいのか?

事業の目標を達成する為、事業戦略に必要な組織の機能は何か?
 
まず、それを常に考えて頂きたいのです。
 

 
そして、その機能で最も重要なのがノウハウ=知識と、それを活かす知的技術=知識資産だという事です。「人」の集まり=組織とは、そのノウハウ=機能の集まりです。
 

仮に製造業としても、今はOEM,ODMメーカーは色んな業種にあり、自社で製造設備を持たずにファブレスメーカーに成れます。必用なのは、如何なる価値の製品を、どの様に創るか!のノウハウです。設備が価値を創る訳ではありません。ノウハウです。
 

 
また、商社業態ならば、どの様な商品構成を持つか?それをどの様に売るか!

そちらのノウハウの勝負です。


 
大量に製品在庫を持って商売をする!は、今や、無くなりつつあります。

大事なのは顧客のニーズ(顕在&潜在)の把握能力=知識=ノウハウです。それに沿った商品計画・在庫を揃える!その方が財務的にも正しいやり方です。
 

 
日本企業、特に中小企業は、このノウハウの創造・蓄積にあまり資源分配して来ませんでした。その原因の一つは人材の問題もあります。また、日々の業務に埋没して考えている時間も無い!これが現実では無いでしょうか?


 
では、そのノウハウ=知識は、どこにあるのか?


 
それは既に組織の中に存在しています。それぞれの「人」が情報として持っているのですが、その情報をノウハウ=知識のレベルまで高めていない!大方がそうです。
 
まずは、データーとして整備する。そして知識を、組織内で共有し、それぞれがその知識を元に目標達成の行動の仕方を、考えられる様にする。
 
その様なマネージメントが必要です。

しかし、これまでは、殆どが、個々の「人」任せです。


 
それから、どうしても内部で完結しようとする意識が高すぎる!しかし、現在は様々なアウトソーシングやコラボレーションの手法があります。


 
内部に必要なのは顧客を視るチカラ、顧客の情報を分析するチカラです。=これを営業・販売力と云ってもいいです!大事なのは、これを組織として行う事です。
 
・・・そう、思われないでしょうか?
 
そのノウハウのポイント(中核)が内部で確立していれば、収益は確保出来ます。
 
その最大企業がアップル社でしょう!

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●組織の機能=ノウハウの中核が、事業戦略

その機能=ノウハウの中核が「事業戦略」です。
 
まず独自の事業戦略を創る、それに必要な機能は何か?を整理する。その体制の目標を設定して、行動する!そして結果を分析し、組織として考える!
 
・・・事業推進の順序は、こう成ります。
 

 
明確な事業戦略・事業目標無しで、現状の内部体制(今、居る人)を議論しても結論は出ません!多くの企業の現場で当方は見て来ましたし、多くの議論を重ねて来ました。現状では無く、目標からスタートするのです。

まず目標の体系を整備して、組織共有、意識強化する事です。

そうしなければどうしても日々の目の前の問題対応に忙殺されて全体が見えなくなる!
 
皆がバラバラな考えと、行動で纏まらない!結果への責任も曖昧になってしまう。
 
それを解消するには、まず事業戦略を考え抜く!それは、経営者の仕事です。

そこから体制の機能論であり、その機能のセットアップです。
 

多くの企業は既に何らかのノウハウ=知識はあるはずです!無ければ存在していません。
 
どの知識が活用でき、何が足りないか!体系的な事業戦略があれば明確になります。
 

 
これから、起業される方ならば、その知識の準備です。
 

 
どの様な機能が必要か?どの様なノウハウ=知識を持っているのか?
 
事業戦略無しでは、用意できないはずなんですが・・・
 

 
ご理解頂ければ幸いです。

このCategory1戦略プログラムは、その事業戦略の設定と、自社の機能・知識の整理にも、お役に立ちます。