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中小企業に、必要な経営者スキルとは!構造を視るチカラ。

最終更新: 3月29日

経営者の学び

・・・経営者の皆様!常に新しい知識・スキルを学んでいらっしゃいますか?

●経営者は常に学ぶべきである!経営者スキル

リスキリングと言う言葉をご存じでしょうか?最近やたらと出て来るワードです。
 
英語で「Reskilling」であり、スキルを付け直す事、学び直す事・・・らしいのですが、どうも経産省が煽ってる様です!
 
早い話、社会人(主に会社務めの方)に、新しいスキルを身に付けましょう!と言う事らしいのですが、当方は経営者こそが、常に新しいスキル(知識と技術)が必要だと思います。
 
そこで、経営者スキルについて、考えてみたいと思います。
 

 
まず、今は、デジタルに関する知識の習得は経営者には不可欠です。
 
担当者に任せている!ではダメかと思います。
 
デジタルに強い担当者は、その知識や技術があったとしても、それを経営や事業運営に如何に活用するか!は解りません!
 
経営者は別にシステムコードや、ややこしいデジタル技術そのものを覚えなくてもいいです!デジタルを如何に事業に活用するか!その事を中心に学ばれるのが良いと思います。
 
その為には、解らなくても、出来れば関連本を数冊はお読み下さい!
 
当方に、ご質問頂いてもOKです!
 

 
次の学びは、なんと言っても「会計」です。
 
特に「管理会計」です。早い話、数字に強くなって頂く事です。
 

 
経営者の中には、数字にあまり強くない!特に財務諸表等を見るのが苦手な方がいらっしゃいますが、それでは経営は出来ません!
 
経理としての担当者に任せるのは良いのですが、数字全体を見て経営判断する!事は不可欠です。

それから儲かっている会社は、必ず独自の管理会計手法をお持ちです。大体が基本をキャッシュの動きを、見るスタイルです。
 
これを学ぶには、毎月の資金収支書をご自分で作成するのと、キャッシュフロー計算書を作成すると、概ね理解出来ます。

●全体・・・構造を視るチカラ

そして、経営者の方に絶対学んで頂きたいのは「哲学」です。
 

「哲学」は大変難しい学問ですが、大雑把に言うと「人はどう生きるべきか?」と「世の中」はどの様に出来ているか?どうあるべきか?」を考える学問と思って下さい。

ちょっと乱暴に言うと世の中全体を考える学問です。(相当、乱暴ですが)
 
精神論を考えるのが哲学(フィロソフィ)では、ありません。
 

 
以前のコラムにも書きましたが・・・「フィロソフィについて考えてみる。」

それで、今からギリシャ哲学から、ヘーゲルやカントとか学ぶのでは無く!・・・
 
おススメしたいのは「構造主義」です。
 

これまた大雑把に言うと、全体の構造を考えよう!と言う「考え方」です。
 
この「考え方」は、経営に役に立ちます!

構造で考える

・・・カンタンな、ご質問を!

たとえば・・・上の、このテーブル(座卓?)の天板は、どんなカタチでしょう?
 

えっ?円形?・・・おかしいですね、そちらからは楕円に見えるはずです。
 

 
この絵から天板が円形と判断できるのは、既に、この様なテーブルの天板が円形とご存じだからです。
 
テーブルと言うモノを知っているから、自然と俯瞰的に、ご覧になっているのです。
 
知っているから、そう判断出来るのですが、世の中に見えるものは、見た目とは、まったく違うモノや現象があります。

これは現象学と言う学問で、構造主義の一部でもあります。
 
・・・構造主義はそういう事を学ぶ哲学(数学的でもあります。)
 

 
では、何の役立つかと言うと、正に構造的=全体的に物事を視て、考える知識と技術が醸成されます!
 
経営者の方にはおススメです!
 
業界の構造、市場の構造、組織の構造・・・それぞれ複雑で簡単には判断できませんが、その中から重要な経営ポイントを見抜くチカラが養われます。
 
経営者の方は、この全体=構造を視るチカラ=スキルが必要です。
 

 
・・・この小僧主義に限らず、様々な事を常に学び、活かしていかなければ経営は出来ません!ぜひ自社の事業戦略も、営業の仕組み化も、その過程の中で、新たな学びを得て下さい!

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マーケティング・プロデューサー

原 テルキ