●「マネージメント無くして、組織無し」

・・・P.F.ドラッカーの言葉です。 そして彼はマネージメントは「組織を機能させる事!」と喝破しています。そもそもマネージメントを発明したのは彼ですから・・・
さてマネージメントを語れば、話は尽きませんが、その中でも高収益な企業のマネージメントを少しなりに考察したいと思います。 まず高収益企業のマネージメント=組織管理の基本は同じです。 これもドラッカーが提唱した「目標設定と自己管理」です。 Category1戦略的に言えば、「組織体系的目標設定と自己管理」と成ります。 企業(事業体=組織)には目標があります。無ければ変です!多くは中朝短期で目標を立て、それ基に通常計画(定性・定量)を立てます。1年計画は、相応に具体的細かく立てているか!と思います。 高収益企業の基本は、目標設定から計画、それからの実行が、確実に管理されている!・・・正にマネージメントされている事が絶対です。この流れがテキトーで収益もクソのありません! 但し・・・2つの事が出来得ているか!です。 1、組織体系的目標設定 企業の大きな目標から、個別の目標に展開する時に、その体系がちゃんと整合性があるか!です。 全体目標では収益性は高いのに、売るモノへの目標が「数売って稼ごう!」では変です!如何に付加価値を高めるか!?を目標構造に中に入ってないと変です。 事業戦略としては、成り立っていません!
2、自己管理 目標から計画、そして行動ベースの所で、営業諸氏に「はい!ノルマ!」では、やる気が出ません!責任意識も出ません! 体系化の上で、個々の目標については部門・個別に目標から計画には、自発的な設定と、行動においての自己管理は必須です! 組織目標と個別目標とのズレを無くし、それぞれが目標・計画に対して「覚悟」=コミットメントが出来ている! ・・・この2点が高収益の為に必要です。
それがマネージメントです。 上からギャーギャー言うのではありません! その前に必要なのが、組織のそれぞれの方の「役割と機能(能力)」を相互に明確にする事なのです。 そして更に大事なのは、目標・計画体系に対する「考え方」の意識・共通認識の徹底です。 ~実は、これが一番大変!! 高収益企業は必ず!これが出来ています。余計な事にブレません! Category1戦略でのマネージメント・・・特に戦略実行は、この目標管理を最重要視しています。 その為の「考え方」も整備しています。 目標管理=マネージメントに関しては、このコラムでも何度も書いていますし、今後も様々な視点で触れると思います。 ・・・少しでもご参考になれば・・・
マーケティング・プロデューサー
原 テルキ 経営者が思い描く事業の成長、収益の向上には、自ら考え、自ら創る戦略