
平成の後半あたりから、日本でも中小企業のM&Aが増えて来ました。特に事業はそれなりに順調ながら、後継者が居ない為のM&Aが最近では増えているようです。 当方も、そのお手伝いやコーディネートをさせて頂く事もあります。但し、当方の業務は買われる側のマーケティング監査と言う 業務に成り、その企業の稼ぐ機能と能力を査定させて頂く事と、 提携するM&A会社へのご紹介等をさせて頂いています。 さて、このM&A・・・そう簡単ではありません! 課題は多く分けて2つ! 一つ目は、やはり価格です!当然売る方は少しでも高く!なんですが、実は企業価値=価格は実は非常に解りやすく計算出来ます。 現状の業績や将来性(マーケティング監査はその為に・・・)、それから資産状況を見れば、客観的な金額は出ます! さて、その価格で売る方が納得するか!?と云えば、そう簡単でない!特に社歴が長い会社のオーナーの方(大体経営者の方)は、その歴史を訴える! そこに会社の価値がある!と・・・ ・・・ここがズレる!買う方は、その会社の未来なのですが、売る方は過去を主張する! 確かに過去から未来は繋がっているのですが、ここが折り合わない!~~~早い話、気持ちの問題なんですが・・・ ここでウダウダすると結果的にM%Aは成功しません! 二つ目は、買う方の体制。 業務や従業員さんを、現在の体制と融合させるのは本当に簡単では無い!変われる方の従業員さんも、気分は良く無い! 買った側の従業員さんも相当意識する! 給与制度も違う!企業文化も違う! 業務手法も違えば、これを融合させるのは無茶苦茶大変なんです。 そこで買う側におススメするのは、買収を機に新しい事業戦略化。 そして新しい体制での組織改革を同時に行う事です。 せかっく買収によって新しい顧客や市場が開けたんだから、あえてここでイノベーションを同時に進める! 勿論、双方への説明は充分に行う! 意識を外へ!顧客へ!目標を明確にさせる! 買った側、買われて側で「あいつらに負けるな!」なんて内部競争は無益です。 そして、この融合活動を100日間を目標に行う! ここもポイントです! M&Aを成功させるポイントはスピード!これに尽きます! そう言うお手伝いも事業戦略構築、仕組み化と併せ、やってました!
Category1戦略プログラムと、営業の仕組み化の道具「営業開花」