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事業戦略・・・事業資源について考えてみる。


事業資源と云うのも実は解りにくいものです。資産とは、どう違うのか! ググると・・・6つとか!7つとか!10個とか・・・色々出て来ます。まあ、まずは、シンプルに「ヒト」「モノ」「カネ」「時間」にしておきます。 これに知的財産とか!情報とか!云われますが、Category1戦略的には「知識」を加えたく思います。 これはドラッカーの言葉、「知識が事業である!」の教えに従っておきます。 資源とは「ヒト」「モノ」「カネ」「時間」「知識」です。 ・・・全部で5つです!

そして、事業資源の定義は・・・これもググっても良く分からないですし、あまり理解されてないのですが、「事業の元手」するのが解りやすいかと思います。 「元手」無しでは事業は出来ませんし、元手はお金だけに限りません! ここで何が言いたいか!は、経営者の方ならご存じの様に、事業戦略とは『資源の適正配分』でもあるからです。 当然、資源には限りがあります。 「金やったら、なんぼでもあるでぇ!」と言う会社もあるかも知れませんが、大抵は限りがあります。 よく「選択と集中」と言葉が使われます。あと、もう一つコア・コンピタンス!・・・自社の中で優位な部分に集中しろ!1番を狙えるもの以外は、排除しろ!と言う意味に使われる事があります。 しかし、当方は単純には同意しかねます! それは、その対象によって大きく変わるからです。 例えば商品構成・・・モノ。これは出来る事ならば集中した方が明らかに効率が上がりますし、但し少ない商品構成ではグロス(売上規模)には限界が出来ます。 同じように事業領域は確かに拡げると資源配分の分散が起きますが、今の時代の様な環境変化が激しい時、同じ業態だけでは中長期の成長の絵が描きつらいです。 またこの度のコロナの様な事や災害があれば、まったく事業が機能しない!なんて事にもなります。 Category1戦略的には、常に事業の一部を適度に分散(進化)させていくべき!その中で次のチャンスを狙うべき!と考えます。 その証左は、コアコンピタンス!を一番推進していたGEの凋落を見れば判るかと思います。 それから「時間」 時間を浪費することは、他の資源の浪費にも繋がります。

どうも日本企業は、この時間感覚が悪い!「様子を視る!」と言う事が多すぎるのです。 資源配分は時間を基本に考える!例えば商品在庫回転、業務の効率化等々、その視点で見れば経営ジャッジも早くなります。 そして何より重要なのは「知識」です。 「知識」とは情報をお金に換える=事業収益を上げる最大の資源で、その情報は・・・市場、顧客、業界、他業界から収集し、自社の事業に活かす為の展開能力です。 それが事業ノウハウと言っても良いかと思います。 「知識」の源泉になる情報は、すべて会社の外にしかありません! 「知識」を真の事業資源にする為には戦略と仕組みが必要なのです。


マーケティング・プロデューサー

原テルキ

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