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そして、社長は組織と人に悩む!


組織と人

●組織と人を、機能させられるか!?

P.F.ドラッカーは、マネージメントとは、「組織を機能させる事」と、定義しています。

・・・これもまた難しいですね。


組織・人は、事業戦略の中でも一番難しく、経営者を悩ませる要素です。早い話、思った様、考えた様に、組織・人が動いてくれないからです。どちらの経営者は、ここの悩みを持ちます。

では?どうすればいいのか?

Categry1戦略ではマネジメントは目標達成の為の行動管理体系と、しています。すべては戦略で設定する目標が基準です。 そして、どうしても事業戦略を考える上で、組織と人の話になってしまいます。

故に事業戦略と組織改革は併せて考えなければ成らないのです!

以前も書きました。「企業・・・組織における機能のお話!」で、組織構造の事を書きましたが、構造的な理解と、目標を基点としたマネージメントが必要です。


しかしながら、どうしてもマネージメントが属人的になってしまします。人が先になる・・・ しかし、お考え下さい。事業体と云うのは、まず事業があり、事業目標があり、それを目指す役割と機能があり、そこに人が居る!本来はこの順序でなければ組織を機能させる事は出来ません。

変な例えですが。。。まず車がある!目的地がある!運転を行う、その運転を誰かがする!(役割)。。。当然、運転免許証を持っている!(機能)・・・です。

人が居る!免許は持っていない!・・・これ以上、物事は進みません。それから車はどうする? よく「人」が中心の経営!とか、云われますが、それは「免許」は持ってる!が、前提です。実は、人から考えると、前には進みません。

事業を進める上での、組織内での「人」の機能(=役割)をセットアップしなければ成りません。免許が無いのに車は運転できません。


まずは、誰かが免許を取得する!また免許を持った人間を採用する。

それは、採用であったり、教育であったりしますが、その基本は組織目標の設定=事業戦略と共有です。人それぞれも、自分の役割を意識する事からです! ただ、現実は、そう簡単ではありません。 特に中小企業は・・・ 事業に必要な機能がある!後は、人を如何に「やり繰り」して、その機能を担ってもらうか?そのマネージメントで苦労する訳です・・・



●次に必要なのは「仕組み」

そして、組織を機能させる為に必要なのは「仕組み」です。各機能が組み合わさって、正常に機能しなければ、組織としての成果は出来ません。 ある有能な営業マンだけが、成果を引っ張る!は、組織では有りません! その為に必要なのが「仕組み」・・・業務工程、手法、ルール等をカタチとして明確化する事です。暗黙のルールも良くありません。

何度も書きますが「人」任せでは、成果は出ません!仮に出来ても続きません!


事業戦略とは、それを考える事です。確かに中小企業は、人材は大変です!

しかし、人から考えると前には進みません。

話し合い、語り、教育もし、意識を高めてもらい!機能を担ってもらう! そう言うマネージメントが必要なのです。 ですから、事業を進める上で、どんな機能が必要なのか?それを考えねば成りません。それが事業戦略を創る意義の1つでもあります。


●そして組織と人は、手段である!事を、忘れない!

組織と人は手段・・・これもドラッカーの言葉です。 事業の目的は、事業の収益を出す事です。(ドラッカーは顧客の創造!と喝破してますが・・・)。


・・・組織と人は、その目的の為に設定し、目標を目指す為の「手段」です。 組織と人の機能(役割、責任、使命、報償等)を考える上で、経営者が意識すべきは、組織は手段である事です。手段と云うのは「方法」です。

どの様に行動するか!?の、一要素とお考え下さい。


そして「人」を見すぎると、そのシビアな経営感覚を見失います。非常に大きな要素です。その事も、お忘れない様にして下さい。

誤解の無いように申し上げますが、人は大事です!人が居てこその組織です。だからこそ「役割」や「機能」を明確にして、各自が目標を持ち行動する!そうしなければ人は活かせません。それぞれの人も自分が何をすべきか!?を明確に意識出来ません。それは、まともな組織では無いです!


組織の考察=機能、役割を考える事は、事業戦略の基本です。 おススメしているCategory1戦略プログラムでは、この事を、相当に考察頂ける様なプログラムにしています。考え、決めるのは社長自身なのですから!


中小企業では、ドラッカーの云うマネージメントは、人の役割と機能の「やり繰り」と言い換えても良いかも知れません。

社長の悩みは尽きませんが、少なくとも方向は見えて来ます。


マーケティング・プロデューサー

原テルキ


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